こんにちは 今日はロードバイクのホイールバランスをとってみようと思います。
所詮自転車のホイールバランスなんて と思われる方もいらっしゃると思いますが後輪を浮かして３０～４０km/hくらいでペダルを回してみてください どうでしょうか？ けっこうブルブルふるえますよね バランス修正後に違いを体感してほしいのでこのブルブルを覚えておいてください。では早速挑戦してみましょう
- 準備
- スピードセンサーのマグネットを付ける
- 重い部分を探す
- アンバランスな重量を探す
- ウェイトを張る
１．準備
まずは僕の推奨方法は市販のベアリングと金属のシャフトを使う方法です。したがって必要なものは内径５ｍｍのベアリング２個、適当な５ｍｍ径の金属シャフト（僕の場合真鍮の無垢材を使いました）、ベアリングを支えるもの（僕の場合バイクスタンドを使いました）、ゴルフクラブに貼る鉛のウェイト、硬貨（１円、５０円、１０円 仮の重りに使います）スタンド以外はホームセンターで購入できます。 買ってきたらそのまま使うのではなくベアリングは内部のグリスを徹底的に洗浄します これは通常ベアリングは錆の防止や寿命を延ばすために内部にグリスが封入されていますが今回のように微妙な力で動かしたいときはこのグリスが回転抵抗になってしまうので邪魔になります したがって徹底的に洗浄しましょう。僕の場合は灯油に１日ほどつけおきしてパーツクリーナーで徹底的にグリスを洗い流しました。真鍮のシャフトは適当な長さにあらかじめ切断します そして片端とベアリングを圧入してしまいます。プレスがなくてもハンマーでたたきこんでしまえばいいです。クイックシャフトを抜いたホイールの軸にこの金属棒を挿入し反対側にベアリングを軽くたたきこみます（これは後で抜けるように） 両側にベアリングがついたらスタンドにセットします これで準備完了。
２．スピードセンサーのマグネットを取り付ける
マグネットも重量物なので適切な位置につけるとよいと思います。ちなみに回転物は同じ重量でも外側にあるほどモーメントが大きくなるのでマグネットの位置も中心からの位置の違いで最終的に取り付けるバランスウェイトの大きさが変わります。ですので最初にマグネットの位置を決めましょう。まずは軽くホイールを回転させます おそらく数分かかって停止します このとき上側になったところのスポークに受信部と合うように取り付けます。このときはまだアンバランスでかまいません。ちなみにバルブ部と反対側にマグネットを取り付けるという情報もありますがバルブ部が必ずしも重いポイントではないのでやはりこの方法で探るのが良いと思います。
３．重い部分を探す
マグネットを取り付けたら再度ホイールを回転させます。同じく停止した位置（下側）が重い部分です したがってウェイトを取り付ける位置は反対の上側になります。ウェイトを取り付ける位置がわかったらマーキングしておきましょう。
４．アンバランスな重量を探す
ここでは張り付ける重量を探ります このとき便利なのが１円玉と５０円玉と１０円玉です できるだけ新品の硬貨がいいですね １円＝１ｇ、５０円＝4ｇ、１０円＝4.5g です。先ほどマーキングしたポイントに１円玉をとりあえず張り付けてみましょう そして９０°左右のどちらかに回して手をはなします。この時１円玉の位置が下に下がったら１円（１ｇ）では重い、上にあがったら１円（１ｇ）では軽いです、手をはなしても静止している場合ちょうどよい（バランスが取れている）状態です。 このチェックを左右で確認しましょう。 軽い場合は１円を追加 重い場合は１円を削除 １円で重い場合は１ｇ以下なので５０円と１０円を使います 軽い位置に１０円（4.5ｇ）反対の重い部分に５０円（４ｇ）を取り付けます そうすると実質0.5ｇのウェイトと同等になります。これを繰り返し必要な重量を探します。
５．ウェイトを張る
取り付ける重量がわかったらあとは簡単です。ゴルフクラブに取り付けるウェイトを重量に合わせて切り取って貼り付けます。だいたい裏面に両面テープがついていると思いますがもし無かったら両面テープで張り付ければOKです。
以上でホイールバランスはとれたと思います。これまでの経験上だいたい５ｇ以内くらいで収まると思います もしそれ以上の重量になってしまったらホイールの歪みや凹みやタイヤ、チューブの取り付けミスなど疑ってみてください。 そして最初にやったとおり後輪を浮かしてペダルを回してみてください どうですか？ ブルブルがなくなったと思いませんか？ これであとは走るだけです もしはっきりと体感できなくてもスムーズに回転するホイールは車体へ与えるダメージも低減しているはずです
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