ということで（どゆこと？）今日は日曜日の 乗鞍ヒルクライム 本番。昨晩の豪雨はどこへやら 見事なまでの快晴で早朝からあれこれ準備している参加者たち、僕らも明るくなり始めた５時くらい？から準備始めてスタートへ備えます。５０のオジイは7:30スタートなのでそれまでアップしながら周りの様子見 そしていよいよスタート時間が迫ってきたのでスタート場所へ移動。すでにオジイたちであふれかえってます 後で確認したのですが５０代のオジイ達クラスが最も多い参加者１０００人以上だったようです。なんとまあ元気なオジイ達が多いこと（お前もな）スタート場所は前から２０ｍくらい後ろだいたい真ん中くらいでしょうかね さあカウントダウン終了と共にいよいよスタート！オジイの夏休み最終章始まり。
出だしはさすがにオジイ１０００人以上のためごったがえして時折渋滞もありなかなか前に行けない
そんななかでもなんとか隙間を見つけては前へ出ます。序盤の休暇村まではこんな感じで縫うように前へ出ながら頑張るオジイ 休暇村を過ぎると徐々に混雑も解消されつつマイペースに持ち込めた そのころちょうど同じようなペースの人が現れしばらく抜きつ抜かれつを繰り返しながらまずは三本滝へ
そして５ｋｍ通過18分ちょうどくらい んーこれがいいのか悪いのか感覚がよくわからんがそのままのペースをキープ。一応目標としては自分の限界を出し切ることとしている 具体的な限界とはこれまでの練習よりまあだいたい平均パワー220w（約3.5倍）で走り切ることとしている。
そして高地ではパワーダウンするのはわかっているので序盤でできるだけハイパワーターボ状態で走るぜい250wくらいは維持したいオジサン どうにか250wくらい出し続けると50代オジサン集団の中では速い方なのかどんどん抜かしていく、逆にこんなペースでいいのか？など考えながら中間地点の10km到達ここまでは240～250w平均くらいでこれたはず 中間地点を超えてからは予想通りパワーダウンがあきらかになってきたぞ 220～230wあたりを維持するのが苦しい ときおり200w切ってしまい「やべえやべえ」と無理くりダンシング！そしてダンシングで心拍数上がって座ったとたんにパワーダウン おぅおぅーー 冷泉小屋前を通過するときに小屋の方たちの熱烈な応援！ パワー復活！応援ってなんでこうも力になるんだろう マジでありがとう この応援パワーを維持したまま位ヶ原小屋。 ここでも給水配っていたがまだボトルに水があったのでここをパス！ ボトルの水をひと飲みして残り５km いよいよパワーダウンが顕著に そんでもってここらへんのつづら折れが脚を削る。ヘアピンカーブを曲がるとき勾配のユルイアウト側を通るのがセオリーだが50代ジジイが多すぎて走れる隙間が少ないためアウト側が渋滞 このオジイ（だからお前も）たちを抜かすには勾配のきついイン側を行くしかない だがしかしこのイン側を行くにはダンシングで干からびた体からパワーを搾りだすしかない。こんな感じで地獄のつづら折れ区間をクリアし残り５km看板到着 ここでちょうど60分くらい。この時点で身体はすでに搾りかす、脚も攣りそうな予兆が出てる まずいぞ ここで安全策を取って少し落とすか それとも玉砕覚悟で出し切るかジジイは選択を迫られるが選択肢はもちろん後者。目標を「出し切る」ことにしたから やったるでー 残り４km！ここらへんから徐々に高地特有の景色に移りゆく 前方にはかすかに乗鞍岳「ぬおー おーら―！」という奇声と威勢とは裏腹にパワーはどんどん低下 残り3km ちょいちょい200wも下回ってくるこのままだと目標の平均220w下回るかもしれん いや 「あきらめたら試合終了だよ」 「安西先生！ やってやるよ」あと3km脚も攣ってない全力で行くぜぇ ぬおらーー いよいよ視界がひらけ最高の景色で残り2km やべえ いよいよ体が搾りかすだ、ダンシングも続かない
パワーも落ちてる 「安西先生 オレはやるぜ！」 カスカスのカスッてる体で意地のダンシング ここへきて最後の勾配がキツイぜ ラスト1km もう後悔はしないぜ安西先生 心拍数もジジイの限界170超えてる だがしかし 残り500m！ ああそういえばアルプデュズイフトで練習してたときこの残り500mからが最もきつい区間だったなあと思い出しながら全力疾走 あと200m、100、50m おいおい結構刻むなあ そしてよくテレビで見かけれる最後の登りながらの左カーブ う、うおらー！ ゴール！やったぜ安西先生 手動の時計で85分！ そして後でわかるのだが平均221w！ やった 一応目標達成 でも欲を言えば80分切りたかったなあ とにかくすごい達成感だ
頂上で配ってるアミノバイタルをその場で飲み干し荷物を受け取って下山。ああ オジイの夏休み最終章 これにて終了
初めて乗鞍参戦しましたが噂通りの日本一決定戦の様でしたね そして50代オジイ参加者の多いことといったら僕もまだまだ頑張れるという勇気をもらいました。
そして毎回見かける「高齢者の会 オーバー50」の方たち あなたたちは僕の目標です。いつの日かついていけるようにこれからも頑張ります。
では最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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